復興への想いをつなぐ〜能登復興支援イベント開催!
復興を見据えた被災地支援
ガールパワーはこれまで、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨など大きな災害時、支援活動を行なってきました。それは、これらのような大規模震災時、女性への支援が不足するからです。実際、東日本大震災の時は女性が必要とする物資が不足し、大人の女性も少女たちも非常に苦労しました。その反省から熊本地震の時には、生理用品や衛生用品などの支援は増えましたが、女性にフォーカスして支援活動を行う団体はガールパワーだけという状態でした。熊本地震から数ヶ月経ったある日、被災者たちと話しあうトーク・イベントに参加したときは、20代の女性から「若い女性に対する支援は一切何もない」という発言があったことは印象に残っています。
日本では最近の30年間だけで阪神、東北、熊本と大きな震災に襲われ、その度に災害支援団体の支援リテラシーも向上し、有益な支援も増えましたが、女性支援という視点からはまだまだ不十分であることが実需です。被災者支援が専門ではないガールパワーが、大規模震災時に被災地支援を行う理由です。
緊急支援ではなく復興支援
ガールパワーの支援は、基本的に復興支援を目標として行なっています。震災直後の緊急支援にはノウハウ、マンパワー、機材などのさまざまな力が必要となりますが、これらは災害に特化した専門集団でなければ備えていません。しかし、復興支援にはさまざまな支援が求められ、方法もあります。ガールパワーは、震災復興を目指して活動を行う被災地の復興リーダーと交流し、リーダーたちの活動を支援する形で復興支援を行なってきました。
復興への想いをつなぐ
能登の被災地支援、復興支援としてガールパワーは6月9日日曜日、石川県七尾市おいてトーク・イベントを開催します。熊本地震をきっかけに新たな事業を立ち上げ、大きく成長させている女性起業家であり、復興リーダーでもある宮田幸子氏を招き、能登の女性たちと復興を語り合うトーク・イベントです。熊本地震の当時、多くの人が仕事を失いました。そんな状況の中、「仕事がなければ自分たちで作ろう」とシングルマザーたちが集まり新たな団体「スーパーウーマンプロジェクト」が立ち上がりました。その団体のリーダーが宮田幸子氏です。女性起業家育成セミナーを開催し、水前寺公園前にカフェを開くなど、さまざまな事業を行なう中、高級紙を使った大型の花=スーパーフラワーの技術を開発。イベントや商業施設などさまざまな場所で展示され好評を博し、パリコレへの出店、2025年開催予定の関西万博ではVIPルームの装飾を担当するなど、この事業は大きく成長しています。この宮田氏の震災からの復興ストーリーを能登の女性たちと共有し、能登復興について参加者全員で考え語り合う、そんなイベントを開催します。震災前から女性の力で能登活性化をテーマに活動してきた「のとルネッサンス実行委員会」さんとの共同企画です。オンライン参加も可能ですから、他府県在住の方もぜひご参加ください。被災地では復興の時に何が起きるか、被災者は何を考え、行動すべきか、みんなで一緒に考えましょう。概要、参加申込方法は下記の通りです。
ガールパワー×のとルネ 100人女子会スペシャル
日時:6 月 9 日(日)午前10時より 12時半頃終了予定
場所:のと里山里海ニュージアムホール
参加費:無料 定員50名(ZOOM 参加可)
概要:第一部=基調講演(宮田幸子氏) 第二部=グループセッション 第三部=まとめ
主催:ガールパワー 共催:のとルネ実行委員会 後援:七尾市 北國新聞社
*このイベントは日本財団の助成によって開催されます。
【参加申込み】のとルネ公式サイトからお申し込みください。