【能登支援活動】七尾市の避難所に虫除け物資を支援しました!

意外と無防備だった避難所の虫対策

本格的な虫被害のシーズンを迎え、ガールパワーは石川県七尾市の矢田豪避難所に各種虫除けグッズをお届けしました。

七尾市にはこれまで四ヶ所の避難所がありましたが、6月下旬に矢田豪コミュニティセンター一ヶ所に統合されました。

このような避難所は行政が運営していますから、必要最低限のものは揃っていると思われがちですがそうでもありません。例えば、虫対策。被災地では虫の発生が増え、被害も大きくなりがちです。本格的な夏のシーズンを迎え、被害もさらに大きくなります。特に蚊や蝿の対策は感染症予防の点からも重要です。しかし、現地にヒアリングすると、虫対策の支援は何も来ていないとのこと。行政による避難所や仮設住宅のケアは意外と穴があったりします。東北の時も仮設住宅の火災対策が全く不十分でした。消化器が一棟にひとつしか備えられてなかったのです。仮設住宅はその構造上、いったん火が出るとあっという間に燃え広がったしまいます。防災上、あまりに危険だと感じ、消化器支援を行いました。大船渡にあった約80戸の比較的大規模の仮設住宅に消化器を全戸配布しました。その後、宮城県と岩手県が全戸配布を決定し、我々の役目も終えることとなりました。

このように、避難所や仮設住宅への行政の対応はあながあります。今回の能登(七尾市)では、それが虫対策であることがわかりました。そこでガールパワーでは、虫除けスプレー、電気式蚊取り線香、虫刺されクリームなど各種防虫グッズを矢田豪の避難所で生活する約40人分届けました。七尾市の避難所で暮らす全員分です。本格的な夏のシーズン、つまり虫対策が必要となるタイミングで届けることができてよかったです。

(この活動は日本財団の支援で行うことができました

 

 

 

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