途上国の「生理の貧困」を解消する〜Happy Pad Project〜

Happy Pad Project

出血や生理痛のたびに「私は病気なの?もうすぐ死んじゃうの?」と怯える少女たち

コロナ禍において日本では「生理の貧困」が社会問題となりましたが、途上国でも(日本とは違った意味で)「生理の貧困」問題は存在しています。同じ生理の貧困と言っても、その意味するところは違いますし、その問題に直面している女性の数は途上国の方がはるかに多いのです。

生理や妊娠のメカニズムは、女の子にとっては、健全な成長のために大切な知識です。しかし、途上国では多くの少女がこのことを知りません。知らないから、毎月の出血や生理痛のたびに「なんでこんなに血が流れるの?」「なんでこんなにお腹が痛いの?」と不安になり、中には自分の母親が病気で死んだから自分ももうすぐ死ぬんだと思い込んでいる女の子もいます。また、女性としての身体のメカニズムを理解していないが故に、生理のたびにまるでボロ雑巾のような汚い布で手当てをすることも普通で、そこから感染症となり妊娠・出産ができない身体になる少女もいます。

母親を含む大人たちも生理に関する正しい知識がないために、さまざまな偏見・差別を生み出しています。例えば、生理期間中の女性は「汚い」という理由で家畜小屋に閉じ込められたり。生理が始めると男の子に蔑視されるようになり、それが嫌になり学校に行かなくなる少女もたくさんいます。途上国の多くでは、ただでさえ女の子が学校に行くことが困難ですから、一旦学校に来なくなった女の子は2度と戻っては来ません。教育を受けられなければ、知識のないままに結婚させられ子どもをうみ、それが女の子だった場合は、その子も生理の意味を教えてもらえないという「負のスパイラル」が続きます。

このような、途上国における「生理の貧困」の問題は、最近でこそ日本でも知られてきましたが、ガールパワーが活動を開始した2013年頃は、国際的な大手NGOでさえほとんど認識していませんでした。しかし、生理の問題は女性の尊厳に関わる重要な問題です。ですから設立当初からガールパワーはこの問題に取り組んできました。

少女たちが「女性としての尊厳」を得るための衛生教育プログラム
「Happy Pad Program」

途上国における少女たちの「生理の貧困」問題を解決するためのプログラム、それが「Happy Pad Program」です。現在はインドの南部にあるタミル・ナドゥ州において展開しています。少女たちに衛生教育と布製ナプキンを提供し、同時にお母さんたちの雇用も創出するプログラムです。

Happy Pad Projectの仕組み

衛生教育の提供

初潮が始まる11〜13歳の少女を対象に生理や妊娠など女の子の身体の仕組みを知る授業を行います。授業は講師が学校に出張して開催します。

布製ナプキンの提供

授業終了後には、オーガニック素材で作られた清潔で安全な布製生理用パッドを提供します。布製ですから洗って何度でも使用できます。

現地生産による雇用の創出

少女たちに提供される生理用パッドは現地工場で生産しています。生産は主に現地女性が行っており、女性の仕事が少ない途上国で、女性の雇用も生み出しています。

衛生教育が必要な女性はインドだけで2億人!

「Happy Pad Program」のような教育・パッドの提供を必要としている女性は、インドだけでも2億人はいると言われています。毎年100万人に提供しても200年かかります。他の途上国を含めると、どれほどの女性が必要としているのか想像もできません。途方もない取り組みに見えますが、生理の貧困問題が知られるにつれ、この問題に取り組むNGOも増えています。他のNGOとともに、世界のすべての女性の健康と尊厳を守る活動を拡大していきたいと考えています。

この活動へのご支援をお願いします!

ご支援の方法は近日公開。少々お待ちください。

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