エンカレッジスクールを視察しました

東京都内にある、とあるエンカレッジスクールに、学校と支援団体のご厚意により、代表理事の池内ひろ美が視察に訪れました。(2017年12月13日)

エンカレッジスクールとは、何らかの理由で小学校・中学校において能力を発揮できなかった(つまりは学力が不足しているということです)生徒を励まし、やる気を育て、学力を上げ、充実した学校生活を送ってもらうための学校です。東京都が設置し、都内に6校あります。あえて名を伏せますが、今回訪問したのはその中の一校です。

エンカレッジスクールの主な特徴は、

  • 国、数、英を中心とした、30分授業
  • ひとり一人に目が届くよう1クラスを2人の担任が指導
  • レベル別習少人数授業
  • 豊富な体験学習や選択授業
  • 生活指導の徹

となっています。

この日、拝見した授業では生徒が各々、算数のドリルを行い、できたら教卓いる先生の元に持っていて採点してもらったり、間違った箇所は教えてもらったりという授業でした。通常は二人の先生が担当しますが、この日は池内も先生役として参加。学校の教師と一緒に生徒たちと触れ合いました。

どの子も真面目で真剣にドリルに取り組んでいて、こんな子たちがどうして高校生になるまで学力が不足したまま放っておかれたのかと思うと日本の教育の闇を感じますが、エンカレッジスクールの先生たちは、そんな生徒たちに勉強の楽しさを教え、学力も上げている。素晴らしい先生たちだと思います。

授業の後は、先生たちのお話も聞かせていただき、私たちも大いに学ぶところがある訪問でした。この日に得た知見は、今後の「疎外された少女たちの居場所作り」プロジェクトにも活かしていきます。

 

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