意識調査で分かった今どき女子の意外な恋愛観
真夏の湘南ビーチで20代女性の価値観を調査しました
20代女性の価値観を調査しました(2013年8月3日)。場所は真夏の湘南、海に遊びに来ているパッと見が20代の女性200人にアンケート調査をしました。もちろん、この時期の湘南を選んだのには理由があって、行動的で流行にも敏感そうな若い女性の価値観を知るという目的のためです。
調査は、若い女性の「ほんとうの価値観」を知ることを目的とし、世界的な人間学の大家=ドクター・ジョン・ディマティーニのバリュー・ファクター理論を応用した質問に回答してもらうというものです。
その結果、20代女性の価値観の高いものベスト3は上から「ビューティー」「キャリア」「ファッション」でした。この辺りはまあ予想通りでしたが、意外だったは「恋愛に対する価値観」です。回答者200名のうち、恋愛に高い価値観を示した女性はたったの2名でした。
恋愛に高い価値観を持たない現代の若い女性
実は90年代後半あたりから「最近の女性は恋愛に高い価値観を持っていないのでは?」という疑問を持っていました。そして、2000年代後半くらいからだと思いますが、恋愛ドラマが数字を取れなくなっていました。恋愛ドラマといえばフジテレビ系の月9枠ですが、恋愛ドラマが軒並み6〜7%程度の視聴率が取れずに爆死。その一方で。ちょうどこの調査を行った頃に、「半沢直樹」という恋愛要素がまったくといって無いようなドラマに20代女性の間でも話題になっていました。それら、さまざまな現象を見ていて、若い女性の恋愛の価値観が下がっていると感じていたわけです。少なくとも、恋愛至上主義と言われた80年代に比べれば、明らかに下がっていました。しかし、ここまで低いとはわたしたちも意外な結果でした。
「NGO」の一言で態度激変
余談ですが、社会貢献に対する意識も変わったなと感じた調査でした。夏の海に遊びに来ているような女の子は、アンケート調査には協力的ではありません。当初、なかなか回答してもらえずに苦労していたのですが、スタッフの一人がひらめいてコミュニケーションを変えてみました。最初は「アンケートにご協力ください」と言っていたのですが、それを「NGOの調査なんですけど、ご協力お願いします」と変えてみました。すると、女子たちの態度もガラッと変わり、みんな協力的に。声をかけお願いした女子全員が快く回答してくれました。「NGO」というたった一言でここまで反応が激変したのです。若い女性の社会貢献に対する意識の高さを感じた1日でした。