被災地での女性支援

震災など大規模災害時には、女性に特化した支援活動を行っています。

Girl Powerには、代表理事 池内ひろ美や専務理事 西川礼華をはじめ、東日本大震災での支援活動を経験したスタッフが多数います。阪神淡路大震災、熊本地震の時に被災者だったスタッフもいます。その経験から、大規模災害時には女性に対する支援が手薄になることが分かっています。そこでGirl Powerでは、地震発生直後から女性に特化した支援を行っています。

大規模災害の時には、発生からの時間軸によって必要な支援のフェーズが変わります。災害発生から主に三日間は緊急支援が必要で、これは主に自衛隊や警察、消防など機材やマン・パワーを備えた行政組織の仕事です。そこから一週間程度は、水や食料などの物資支援が必要となり、また避難所の運営体制を隔離すするなど、まずは生き延びるための支援体制の整備が必要になります。このフェーズでは、専門の災害支援チームを持ったNGOなどの活躍の場です。

災害発生から一週間を過ぎたあたりから支援ニーズは変わってきます。まだまだ緊急支援が必要な部分もありますが、避難所で生活する被災者の方々の、長期にわたる避難生活を支える支援も必要になってきます。具体的には、下着や着替えの衣服、お風呂、衛生用品など身体の衛生と快適さを保つための物資、雑誌書籍などの娯楽、嗜好品、マッサージなどの癒やしなど。

Girl Powerでは、地震発生一週間後から「女性にとって必要だが、避難所では不足しがちなもの」を中心に物資支援を行ったり、現地での相談活動を行ってきました。

被災地にかかわる活動報告や講演を行う時いつもお伝えしていることがあります。

「災害から半年後、1年後、3年後、いつでもいい、現地を訪ねてください。その場所を見て、地元の方から話を聞いて、ともに感じてください」

今後も皆様のご協力をお願いすることがあると思います。できれば一緒に被災地へ足を運びたいと思います。よろしくお願いいたします

 

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